目的

世界文化遺産の富士山は、その秀麗な姿は、古代から日本人にとって精神的な支柱として親しまれ、愛されると共に、日本を代表する観光地であり、周辺地域の経済と生活に欠かせない存在です。
このたび富士山大賞を創設し、短歌を通して富士山から受けた感動や暮らしの姿を広く伝えると同時に、富士山の魅力を弘めるため、作品を公募することといたしました。

富士山は日本人にとって、精神の源泉、文化の母胎、豊かな生活の活力の源であります。富士山の魅力は、日本人のみならず海外の方々にも共感を得ており、最近は世界文化遺産の効果が追い風となり、観光客数は前年比13.5%増加、そして外国人宿泊者数は、前年比34.5%増の48万3千人(関東財務局調べ)と増加しています。
また、山麓周辺地域には約4千万人が来訪しており、周辺地域ではさまざまなコンテストや展示会を開催するなど、富士山の眺望と文化を活用して誘客拡大のPR活動を促進しています。
また「富士山」の名称は地産品に使用され、国内はもとより海外でも人気の商品が多種販売されています。また、企業の社名にも多く使用されるなど、日本の別称・シンボルとされています。富士山を短歌で表現することで、私達は富士山の魅力を多くの方々と共有したいと願っています。本大会の開催により、これまで以上に富士山の自然に親しむ心を深め、自然環境や伝統文化の保全への意識を高めると共に、富士山を取り巻く生活や経済・産業振興に期すると考えます。
本大賞では優秀な作品を表彰するとともに「富士山ブランド」を活用し内外に発信している地域や企業からの特別賞の協賛を受け秀作者には富士山ブランド商品を賞品とします。また会場には「富士山ブランド」展示場を設け産品を広く紹介し、ホームページにはブランド産品の紹介を設けるなど「富士山ブランド」を内外に強く発信したいと企画しています。
さらに外国人の皆様の応募も求めることとしており、短歌・TANKA(Japanese poem of thirty-one syllables)を通して、本大賞を国内外に発信することにより海外からの来訪者にも富士山の自然と文化と産業への理解を深めてもらいたいと願っています。